Macはクリエイティブ作業に向いており、さまざまなコンテンツ制作ができます。
幅広いデザインソフトを提供しているAdobeとも相性が良く、プロの現場でも利用されています。
しかし、初めてMacでAdobeを利用する方は「どのように連携すればいいのかわからない」という悩みもあるでしょう。
当記事では、MacとAdobeの連携方法についてわかりやすく解説します。
連携できないときの対処法についても説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
- ∨Macで利用できるAdobeソフトについて
- ∨MacでAdobeを連携する方法
- ∨Macで利用できるAdobeプランの違い
- ∨MacでAdobeを連携できないときの対処法
- ∨MacとAdobeの連携に関するよくある質問
- ∨まとめ
Macで利用できるAdobeソフトについて
Adobeの製品は、クリエイティブな分野で活用できる幅広いツールを提供しています。
代表的なAdobeソフトにはIllustratorやPhotoshopなどがあり、初心者からプロまで利用されています。
現在では動画編集が身近になったことから、Premiere ProやAfter Effectなどの動画編集ソフトも人気です。
また、AI技術が進化したこともあり、画像生成や動画編集が可能となっています。
AdobeはMacだけでなくWindows環境でも利用できるため、OSを選ばず使用可能です。
Adobeの各ソフトの特徴については、下記の表を参考にご覧ください。
Adobeソフト | 特徴 |
Illustrator | イラストを作成できる |
Photoshop | 画像編集ができる |
Premiere Pro | 動画編集ができる |
After Effect | 映像加工ができる |
Lightroom | 写真の整理・編集・現像・公開ができる |
InDesign | ページレイアウトと文字組ができる |
Animate | インタラクティブアニメーションの制作ができる |
Dreamweaver | Webサイトのコーディングができる |
Audition | オーディオ編集ができる |
MacでAdobeを連携する方法
MacでAdobeを連携するためには、難しい手順はとくにありません。
空いた時間で手軽に済ませられるため、すぐにAdobeソフトを利用できます。
MacでAdobeを連携するには、以下のステップでおこなってください。
ステップ1.Adobeの公式サイトを開く
ステップ2.画面右上の「ログイン」をクリック
ステップ3.新規ユーザーは「アカウント作成」をクリック
ステップ4.画面指示に従ってアカウントを作成
ステップ5.アプリ一覧から「Creative Cloud」アプリをダウンロード
ステップ6.ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックして、インストールを開始
ステップ7.画面の指示に従ってインストールを完了
以上です。
MacにCreative Cloudアプリをインストール後、画面を開き利用するAdobeソフトを決定します。
利用するプランによって使えるAdobeソフトは異なるため、どのような作業をしたいのかによって選択してください。
プランの契約にはクレジットカードが必要なので、事前に用意しておくようにしましょう。
特定のアプリはスマートフォン・タブレットでも利用可能
Adobeは、スマートフォンやタブレット向けにさまざまなアプリを提供しています。
主なアプリとして、Photoshop Express、Lightroom、Premiere Rush、Acrobat Reader、Adobe Expressなどがあります。
Adobe Creative Cloudに加入することで、多くの機能やクラウドストレージを利用可能です。
それぞれアプリはモバイル版として開発されているため、手軽に利用できます。
作業内容によって使い分ければ、効率良くクリエイティブな作業を進められるようになります。
モバイル版の各アプリの特徴については、下記の表を参考にご覧ください。
Adobeモバイル版ソフト | 特徴 |
Photoshop Express | 画像編集ができる |
Lightroom | 写真の整理・編集・現像・公開ができる |
Premiere Rush | 動画編集ができる |
Acrobat Reader | PDFの表示・編集・注釈追加・署名・共有ができる |
Adobe Express | 豊富なテンプレートでコンテンツ制作ができる |
Adobe Fresco | 描画・ペイントができる |
Adobe Scan | ドキュメントをスキャンしてPDFにできる |
Adobe Aero | ARコンテンツを制作できる |
Macで利用できるAdobeプランの違い
Macで利用できるAdobeプランには、以下のような種類があります。
- コンプリートプラン
- 単体プラン
- フォトプラン
各プランの違いについて説明するので、ぜひ自分に合ったものを見つけてください。
コンプリートプラン
コンプリートプランは、全てのCreative Cloudアプリとサービスを無制限に利用できるプランです。
写真編集やデザイン、動画編集など幅広いクリエイティブ作業をおこないたい方におすすめです。
個人向けや学生・教職員向け、法人向けなど利用形態に合わせたプランが用意されています。
Adobeには「Creative Cloudコンプリートプラン」と記載されており、ProとStandardの2種類があります。
Proは動画生成AIが使用できますが、Standardでは利用できません。
コンプリートプランの料金については、下記の表を参考にご覧ください。
プラン | 月額料金 | 利用可能ソフト |
Creative Cloud Standard | 6,480円 | 全ソフト(動画生成AIなし) |
Creative Cloud Pro | 9,080円 | 全ソフト(動画生成AIあり) |
学生・教職員版 | 4,180円 | 全ソフト(動画生成AIあり) |
アカデミック版 | 5,733円 | 全ソフト(動画生成AIあり |
単体プラン
単体プランは、特定のアプリ1つを利用できるプランです。
例えばPhotoshopのみやIllustratorのみなど、特定のアプリのみを利用できます。
価格はアプリによって異なるため、購入時にチェックが必要です。
基本的には、単体プランは月額3,280円で利用可能です。
特定のクリエイティブ作業をおこないたい方は、単体プランの購入をおすすめします。
フォトプラン
フォトプランは、PhotoshopとLightroomのアプリがセットになっているプランです。
画像編集を目的としたプランとなっており、本格的なコンテンツ制作ができます。
フォトプランの料金は、月額2,380円で利用可能です。
画像編集のみに専念したい方は、フォトプランの購入をおすすめします。
MacでAdobeを連携できないときの対処法
MacでAdobeを連携できないときは、以下のような対処法を試してください。
- 本体を再起動
- アンインストーラーで修復
- 別のインターネット接続をおこなう
それでは詳しく説明します。
本体を再起動
MacでAdobeを連携できない場合、何らかのエラーやバグが発生していることが原因として考えられます。
Mac本体を再起動することで、システムやソフトウェアがリセットされて問題が解消されることもあります。
Macでは、本体の電源ボタンを押すか、上部Appleメニューから「再起動」をクリックすることで本体を再起動可能です。
ただし、何度も再起動を繰り返すとMac本体がクラッシュする恐れがあるため、複数回の実行はおすすめしません。
手軽に試せる方法なので、まずはMac本体を再起動してみましょう。
アンインストーラーで修復
Adobe Creative Cloudのインストール時に問題が発生した場合、アンインストーラーを使用して修復することで改善されます。
アンインストーラーで修復するときは、以下のステップでおこなってください。
ステップ1.Adobeの公式サイトからCreative Cloudアンインストーラーをダウンロード
ステップ2.ウインドウが表示されたら、「修復」を選択
ステップ3.修復が完了したら再びインストーラーを開いてインストールを開始
以上です。
こちらでAdobe Creative Cloudのインストーラーが修復されるため、正常にインストールできるようになります。
別のインターネット接続をおこなう
インターネット接続に問題があり、Adobe Creative Cloudのインストールができないこともあります。
そんなときは、別のインターネットに接続することで問題を解消できます。
まずはほかのブラウザでWebページを開き、正常にロードされるかチェックしてください。
Wi-Fi信号が弱い場合、Macをルーターに近づけるか優先接続をおすすめします。
Macの画面右上にあるWi-Fiアイコンをクリックすれば、簡単に利用するWi-Fiを変更可能です。
インターネット接続が正常になったなら、再度Adobe Creative Cloudのインストールを試してみましょう。
MacとAdobeの連携に関するよくある質問
最後に、MacとAdobeの連携に関するよくある質問を紹介します。
- Adobeはいつでも解約できる?
- 自分に合ったプラン選びは?
- Macに複数のアプリを入れても問題はない?
疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
Adobeはいつでも解約できる?
Adobeは公式サイトからいつでも解約できます。
解約したいプランの「プランを管理」を選択し、「プランを解約」または「自動更新の停止」を選択すれば解約手続きを進められます。
初回注文後14日以内であれば全額返金されますが、それ以降は契約期間の終わりまでサービスが継続される仕組みです。
自分に合ったプラン選びは?
Adobeの利用プランを選ぶときは、どのような作業をしたいのかによって決めることをおすすめします。
画像編集やイラスト制作、動画編集など幅広い作業をおこないたい方は、コンプリートプランの利用がおすすめです。
特定の作業をおこないたいなら、単体プランのほうがお得に利用できます。
画像編集を中心におこないたいのであれば、フォトプランの利用を検討してください。
Macに複数のアプリを入れても問題はない?
Macに複数のAdobeアプリを入れても問題はありません。
ただし、複数のアプリを同時に開くとMacのメモリ消費量が増えるため、スペックが低いと処理速度が低下する恐れがあります。
まずはMacのスペックをチェックし、複数のアプリで同時進行しても問題ないか確認しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、MacとAdobeの連携方法、連携できないときの対処法までわかりやすく解説しました。
MacとAdobeを連携するときは難しい手順はなく、空いた時間を使って手軽におこなえます。
特定のアプリはスマートフォンやタブレットでも利用できるため、使い分けることで効率良く作業を進められます。
もしMacとAdobeを連携できないときは、本体を再起動するかアンインストーラーで修復、別のインターネット接続をおこなうことを試してください。
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