Macサポート記事 リモート遠隔

サーバーの容量が一杯でメールが受信出来なくなった

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ご依頼内容

仕事で海外出張に出ているお客様より『契約しているサーバーの容量が一杯になってメールが受信出来なくなった』と連絡がきました。取引先から送信エラーでメールを送る事が出来ないと言われた事で発覚したそうですが、大事な仕事の最中で今すぐにでも直して欲しいとの事。そのため時差もありましたが早速リモート(遠隔)にてサポートすることになりました。

該当するメアドの容量割り当てを増やしてみる?

今回のお客様はギガーンというレンタルサーバー会社と契約しており、こちらをメールサーバーとして使っています。サーバーによって例外もありますが、通常の場合はサーバーの管理画面上でメアドごとに容量の割り当ての増減設定が出来るようになっています。(画像はさくらインターネットのもの)

このためこの数値を多めに変更すれば解決かと簡単に考えていましたが、お客様にログイン情報をお伺いし管理画面を確認してみたところ、すでに容量上限の2GBという設定になっておりこれ以上増やす事は出来ない仕様となっていました。

サーバー上のメールを削除する

こうなるとサーバーを占有している不要なメールを削除しスペースを確保するしかないのですが、ここでアクシデント発生。
ギガーンのサポートページによればメールを削除するにはWebメールにログインして消すか、または専用のアプリを使って消すか、この二通りがあるという案内だったのでまずはWebメールにログインしようと思ったのですが、何故かリモート上(つまり現地のお客様のMac上)ではログインが出来ず。画面が真っ白になりWebメール画面が表示されない状態でブラウザを変えても本体再起動もダメだったんでこちらの作戦は諦める事にしました。

ちなみにWebメールであればログイン情報が判れば弊社側でもログインは出来るんですが、いかんせんメールの場合はどのメールが必要でどのメールが不必要なのかご本人しか判別つかないところがあります。もちろん迷惑メールの類は我々でもわかりますが、さすがに受信フォルダに入っているメールはご本人じゃないと無理です。これがリモート上でWebメール画面を表示させる事ができれば、あとはお客様ご自身で取捨選択をしていただけますからね。(時間はかかると思いますがw)これをやれれば楽だったんですが・・・残念。

リモートを介したお客様Mac上でWebメールログインが出来なかった為、もう一方の削除方法として案内のあった専用ソフトをダウンロードしようと思ったのですが、なんとこれがPowerPC用に作られたアプリだったのでMacOSだと10.6より前じゃないと使えない(Rosettaが入ってないMacでは立ち上がらない)という悪夢。今どきそんなバージョンのOS使っている人の方が少ないでしょうが! まいりました。これではこの作戦も使えません。

見た目からしてOS9だもんなぁ・・・(苦笑)

思い切って全部消しちゃってください!!

お客様とはその都度状況を説明しながらリモートを行なっていた為、現在おかれている状況については把握していただけていました。そのおかげで一旦は『さてどうしよう?』と壁に当たったはずがその後の展開は割とスムーズに進みました。結論として日本にいるこちら側の環境であればWebメールにログイン出来る事をご説明したところメールの削除をこちらにお任せいただくことになったんです。
該当のメアドに届いたメールについてはMacのMailアプリのローカル上にすべて受信できているので、サーバー上のデータが消えてしまっても問題ないというのがお客様のご意向で『思い切って全部消しちゃってください!!』と言ってくださいました。(それでもやっぱり削除するとなると慎重になりますから、二度三度念を押して確認しましたけどw)

あとがき

メールデータ削除の許可をいただいたので、あとはこちらでWebメールにログインし全てのメールを無事に削除する事ができました。お客様としてはとにかく大事なプロジェクトの最中だった為、メールが届かなくなるというのは死活問題だった。だから解決して本当に良かったと喜んでいらっしゃいました。今回は海外とのやりとりというレアなケースでしたが、ネット経由なら時間帯さえクリアできれば特に国内にいるのと変わらないサポートが可能ということを読者の皆様にも判っていただけたのではないかと思います。

という訳で今回のようにメールのトラブルがあった場合は国内国外関係なく是非弊社にお任せください

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