Macで作業をしていると、本体が熱くなってしまうことがあります。
Macの発熱にはいくつかの原因があり、そのまま放置していると様々な問題を起こすので注意が必要です。
しかし、Macについて詳しくない方は「なぜ本体が熱くなってしまうのかわからない」という悩みもあるでしょう。
当記事では、Macが熱暴走を起こす原因や対処方法についてわかりやすく解説します。
Macで快適な作業をおこなうためのノウハウを理解できるため、ぜひ参考にご覧ください。
【目次】
- ∨Macの熱暴走とは
- ∨Macの熱暴走で発生する問題
- ∨Macが熱暴走を起こす7つの原因
- ∨Macの熱暴走を防ぐ対処方法
- ∨MacBookの熱暴走をおさえるおすすめアイテム3選
- ∨Macの熱暴走に関するよくある質問
- ∨まとめ
Macの熱暴走とは
Macの熱暴走とは、本体に大きな負荷がかかり内部パーツのCPUが発熱してしまう症状のことです。
CPUはパソコンの頭脳であり、様々な計算処理をおこなっているパーツです。
CPUの性能は、パソコンの処理速度や快適な動作に大きく影響しています。
CPUの性能が高いほど、パソコンのデータ処理速度が速くなり快適な動作ができるようになります。
MacはこれまでIntel CoreというCPUを導入していましたが、現在販売されている製品ではAppleが独自開発したMシリーズチップが搭載されています。
Mシリーズチップは従来のIntel Coreと比べて、性能や消費電力の低下、バッテリーの持ちなどが向上している点が特徴です。
しかし、高い負荷のかかりやすい作業をおこなっていると、CPUの処理が追いつかず発熱することがあります。
本体が高温になると故障の原因にもなるため、早急な対処が必要です。
Macの熱暴走で発生する問題
Macが熱暴走を起こすと、以下のような問題が発生します。
- 本体が強制的にシャットダウンされる
- 処理速度が低下する
- バッテリー消耗速度が早くなる
- 本体がフリーズする
- エラーメッセージが頻繁に表示される
それでは詳しく説明します。
本体が強制的にシャットダウンされる
Macが熱暴走を起こすと、本体が安全のために突然電源を落としてしまうことがあります。
これは内部温度が上がりすぎると、故障を防ぐ仕組みが働くからです。
作業中に強制終了された場合、保存していないデータが失われる可能性もあります。
バックアップを取っていなければデータの復元ができないため、これまでの作業が無駄になってしまいます。
そのため高温になる前にこまめに保存したり、通気性の良い場所で使用したりすることが大切です。
処理速度が低下する
Macが熱暴走を起こす兆候として、処理動作が急に遅くなることがあります。
これはMacが自ら温度を下げようとして、処理能力を制限しているためです。
処理速度が低下するとアプリケーションの起動やファイルの読み込みに時間がかかるだけでなく、動画編集やゲームなど高い負荷のかかる作業ではとくにストレスを感じやすくなります。
普段よりも処理速度が遅いと感じたなら、早急な対処が必要です。
バッテリー消耗速度が早くなる
Macが熱を持つと、通常よりも多くのエネルギーを使うためバッテリーの減りが早くなります。
iMacなどのデスクトップは常に電力を供給していますが、MacBookなど持ち運びができる製品はバッテリー式なので消耗速度が早くなると長時間の作業ができません。
気づかないうちに電池残量が急激に減り、外出先で作業が中断されるリスクも高まります。
とくに高温環境での使用や膝の上など通気が悪い場所での利用は消耗を加速させる原因になるため、使用環境に配慮してMacを使うことが重要です。
本体がフリーズする
Macの熱暴走が進むと、マウスやキーボードの操作が反応しなくなり本体がフリーズすることがあります。
マウスやキーボードの操作ができなくなると、Macで作業をおこなうことはできません。
画面が固まると強制的に再起動するしかなくなり、進めていた作業が中断されてしまいます。
このような状態は、Mac内部の熱が限界に達しているサインです。
冷却が不十分な状態で長時間作業を続けると頻発する可能性があるため、早急な対処が求められます。
エラーメッセージが頻繁に表示される
Macが熱暴走を起こすと、アプリケーションが予期せず終了したり警告のようなエラーメッセージが繰り返し表示されたりすることがあります。
これはシステムが正常に動けない状況を知らせているサインです。
そのまま放置するとデータの破損・アプリの不具合につながる恐れもあるため、原因が熱によるものかを見極めて早めに対処することが大切です。
Macが熱暴走を起こす7つの原因
Macが熱暴走を起こす原因として、以下のような7点が挙げられます。
- 高負荷のかかるアプリケーションを開いている
- 複数のブラウザを開いている
- 通気口に汚れが溜まっている
- 悪質なウイルスに感染している
- 使用環境の温度が高い
- キーボードカバーを使用している
- 内蔵バッテリーが経年劣化を起こしている
原因を特定し、状況に応じた対応をおこなうようにしましょう。
1.高負荷のかかるアプリケーションを開いている
Macで高負荷のかかるアプリケーションを開いていると、内部パーツであるCPUの処理が追いつかなくなり発熱します。
高負荷のかかるアプリケーションとは、動画編集や画像編集、ゲームなどのものが対象です。
とくにCPUのスペックが低いMacで高負荷のかかるアプリケーションを開くと、発熱によって熱暴走を起こす可能性が高いです。
また、複数のアプリケーションを同時に開くと、それだけCPUに負担をかけてしまうので注意が必要です。
まずはMacのスペックを把握し、高負荷のかかるアプリケーションに対応できるかチェックすることが大切です。
タスクを同時進行する必要がないのであれば、不要なアプリケーションを閉じておくことでMacの熱暴走をおさえられます。
2.複数のブラウザを開いている
SafariやGoogle Chromeなど、複数のブラウザを開いているとMacに大きな負担をかけてしまいます。
例えばブラウザ上でYoutube画面を複数開きながら調べ物をしていると、Macが処理するために負担がかかりやすいです。
ブラウザ上で複数のページを開くとタブが溜まっていくため、Macのスペックによっては熱暴走を起こしやすいです。
そのため不要なブラウザやタブがあれば、すぐに閉じておくことをおすすめします。
3.通気口に汚れが溜まっている
Macは通気口を通じて、内部の熱を外へと逃がしています。
しかし、通気口にホコリなどの汚れが溜まっていると、内部の熱を外へ逃がすことができなくなります。
結果的に本体の内部に熱が蓄積されるようになり、熱暴走を起こしてしまうので注意が必要です。
定期的に通気口の汚れを取り除き、正常に空気を循環できるようにしておきましょう。
4.悪質なウイルスに感染している
悪質なアプリケーションのインストールやWebページの閲覧によって、Macが悪質なウイルスに感染することがあります。
ウイルスの種類によって発生する問題は異なりますが、なかには隠れたところで大量の処理を実行して発熱するケースも存在します。
悪質なウイルスの感染は気づかないことも多く、放置していると被害が広がるので危険性が高いです。
MacはWindowsと比べてウイルスに強いですが、感染した場合はアーストまでご相談ください。
5.使用環境の温度が高い
Macを使用している環境の温度が高いと、うまく熱を逃がすことができず熱暴走を起こしやすいです。
とくに夏場は室内の温度も上がりやすいため、暑い環境でMacを使い続けると熱を持ってしまいます。
外出先でも注意が必要であり、紫外線が直接当たる場所ではMacの使用を控えることが大切です。
Apple Supportの情報によると、Macノートブックは周辺温度が10°~35℃の場所で使うことを推奨されています。
もし推奨温度以上になりそうであれば、早急に作業環境を変えることをおすすめします。
室内で作業する際には、扇風機やエアコンを使って使用環境の温度を下げるようにしましょう。
6.キーボードカバーを使用している
MacBookにキーボードカバーを使用している場合、キーボードの間にある通気口を閉じてしまい本体が熱くなる原因となります。
キーボードカバーはキーボードの汚れや水没を防ぐ役割がありますが、MacBookが熱くなっていると感じたときは早急に取り外すことをおすすめします。
キーボードカバーは手軽に取り外しができるため、不要なときは付けない状態にしておくことでMacBookの熱暴走をおさえることが可能です。
7.内蔵バッテリーが経年劣化を起こしている
MacBookの内蔵バッテリーが経年劣化を起こし、本体が熱くなるケースもあります。
内蔵バッテリーは使い続けると徐々に劣化していくため、購入当初と同様の効果を発揮できなくなります。
充電をしてもすぐにバッテリーが消費されるようになり、充電頻度が増えてしまい熱を持ちやすいです。
内蔵バッテリーを交換するには、Appke公式のMac修理サポートへMacBookを出す必要があります。
近くのApple正規サービスプロバイダやApple Storeに製品を持ち込むか、配送修理に出す方法があります。
通常使用によるバッテリーの劣化はAppleの製品保証の対象外となるため、Macの専門業者へ依頼することがおすすめです。
AppleCare+に加入していれば、製品のバッテリー蓄電容量が本来の80%未満に低下しているならMac修理サポートを通じて無料で交換可能です。
Macの熱暴走を防ぐ対処方法
Macの熱暴走を防ぐには、以下のような対処方法があります。
- 不要なアプリケーションを閉じる
- 不要なブラウザのタブを閉じる
- Mac本体を掃除する
- 使用環境の温度を下げる
- SMCリセットを実行する
- NVRAM(PRAM)リセットを実行
- 冷却スタンドを使う
- 本体を再起動する
- 専門業者へ相談する
それでは詳しく解説します。
不要なアプリケーションを閉じる
Macの熱暴走を防ぐ方法として、不要なアプリケーションを閉じることは有効な手段です。
複数のアプリケーションを開いているとCPUの高い負荷がかかるため、発熱によって熱暴走を起こしてしまいます。
とくに動画編集や画像編集、ゲームなどのアプリは高い負荷がかかりやすく、スペックの低いMacを使用していると処理速度が低下します。
Macで高い負荷がかかったアプリケーションを見つけるときは、以下のステップで行なってください。
ステップ1.Finderから「アプリケーション」の「ユーティリティ」選択して「アクティビティモニター」アプリを起動
ステップ2.上部タブの「CPU」をクリックして「%CPU」からCPUに負担がかかっているアプリを確認
ステップ3.2桁を超えて負荷が大きいアプリがあれば「×」をクリックして「終了」もしくは「強制終了」を選択
以上です。
Macで作業をしていると今何のアプリを開いているのかわからないときがあるため、アクティビティモニターからチェックしてみましょう。
不要なブラウザのタブを閉じる
Macのブラウザで複数のタブを開いているときは、不要なものを閉じることで負担を軽減できます。
SafariやGoogle Chromeで複数のタブを開いていると負担は大きくなるため、使わないタブは閉じておくことをおすすめします。
Webページはマイブックマークに入れておくことで手軽に開けるので、Macの負担を軽減可能です。
複数のブラウザを使っているとタブも増えるため、Macの熱暴走を防ぐためにも不要なものは積極的に閉じておいてください。
Mac本体を掃除する
Mac本体の通気口に汚れが蓄積していると熱暴走の原因になるため、定期的な掃除が必要です。
通気口にホコリなどの汚れが蓄積しているなら、エアダスターや綿棒などを用意します。
エアダスターで不要な汚れを飛ばし、細かな部分は綿棒で掃除することで通気口を綺麗な状態にできます。
注意点として、Mac本体の掃除に直接アルコールを使用することはNGです。
水分がMac本体に侵入すると内部パーツの腐食につながるため、故障の原因となってしまいます。
Mac内部の掃除には分解が必要になるので、どうしても綺麗な状態にしたいならAppleもしくは専門業者に相談するようにしましょう。
使用環境の温度を下げる
Macは周辺温度が高くなると熱暴走を起こしやすいため、使用環境の温度を下げることも大切です。
もし外出先でMacBookを使用しているなら、涼しい場所や直射日光の当たらない場所へ移動することをおすすめします。
また、MacBook向けの冷却スタンドを使ったり、USB扇風機や小型ファンで本体を冷やすことも有効な手段です。
室内でMacを使用する場合、扇風機やエアコンを使って室内温度を下げることも重要です。
夏場は気温の上昇によって室内温度が上がりやすいため、下げる取り組みをおこないながら快適に作業ができるようにしておきましょう。
SMCリセットを実行する
SMCとは、電源やバッテリー、冷却ファンの熱管理などを管理している機能のことです。
ファンの機能に関係する重要な部分なので、リセットすることで熱暴走の問題を改善できることがあります。
SMCリセットはMacの種類によってやり方が異なるため、こちらでは基本的な方法で説明します。
SMCリセットを実行する際には、以下のステップをおこなってください。
ステップ1.上部アップルメニューから「システム終了」をクリックして本体の電源を完全に落とす
ステップ2.電源を入れて起動後すぐに「shift」+「control」+「option」キーを同時に押し続ける
ステップ3.10〜15秒間押し続けたらキーを離してMacを起動
以上です。
Mシリーズのチップを搭載しているMacでは、再起動するだけでSMCリセットが実行されます。
Macの製品モデルに合わせたやり方でSMCリセットを試してみてください。
NVRAM(PRAM)リセットを実行
NVRAMとは、基本的な設定情報を保存しておく特殊なメモリ領域のことです。
Mac内部の音量や画面解像度などの情報が記憶されており、こちらが破損していると内部の冷却ファンにも影響が出る恐れがあります。
NVRAMリセットを実行するには、以下のステップをおこなってください。
ステップ1.上部アップルメニューから「システム終了」をクリックして本体の電源を完全に落とす
ステップ2.すぐに電源を入れて「option」 + 「command」 + 「P 」+ 「R 」キーを20秒〜30秒ほど押し続ける
ステップ3.起動音が鳴るMacの場合、2回目の起動音が鳴った時点でキーを放す
以上です。
Intelシリーズのチップを搭載したMacの場合、2回目のApple ロゴが表示されて消えた後でキーを放してください。
こちらで起動が問題なくできれば、リセット完了です。
注意点として、Mシリーズのチップが搭載されたMacはNVRAMリセットのキーコマンドがなくなっています。
製品モデルに合わせたやり方でNVRAMリセットを試してみてください。
冷却スタンドを使う
MacBookの熱暴走を防ぐ方法として、冷却スタンドを使うことが有効な手段です。
冷却スタンドはパソコンの発熱をおさえる役割があり、内蔵された冷却ファンによって本体を冷却できます。
MacBookにUSBケーブルを接続することで電力を供給できるため、電源ケーブルを接続しておけば長時間使用可能です。
冷却スタンドを使えば作業をおこなう際に目線も高くなるので、首の負担も軽減できます。
本体を再起動する
すぐに実行できる方法として、Mac本体の再起動をおこないます。
Macを再起動するとRAM(作業用の記憶装置のこと)がリセットされるため、システムやソフトウェアの問題を解消できます。
Macがフリーズしている際も問題を解消できるので、マウスやキーボードの操作が可能です。
本体を再起動するときは、上部アップルメニューから「再起動」をクリックして実行してください。
キーボードを使うときは「control」キーと電源ボタンを同時押しすることでダイアログから再起動できます。
もしフリーズしてマウス操作ができないときは、電源ボタンを長押しすることで再起動可能です。
専門業者へ相談する
これまでの対処法を試してもMacの熱暴走を防止できない場合、本体で何らかの故障が発生している恐れがあります。
とくに内部パーツの故障は目視で把握できないため、何が問題になっているのかわかりません。
Mac修理の専門業者はプロフェッショナルとしてスキルを持っているので、状況に応じた対応が可能です。
Macが保証期間内であればAppleへ修理を依頼することで、スムーズに故障を直してもらえます。
もしMacが保証対象外になっているのであれば、外部の専門業者へ相談するようにしましょう。
MacBookの熱暴走をおさえるおすすめアイテム3選
こちらでは、MacBookの熱暴走をおさえるおすすめアイテムとして以下の3つを紹介します。
- サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ノートパソコンクーラー 400-CLN025
- クーラーマスター(Cooler Master) Notepal X150 Spectrum MNX-SWXB-10NFA-R1
- Tuayoo ノートパソコン冷却パッド
作業中の熱暴走を防ぐためにも、ぜひ購入を検討してください。
1.サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ノートパソコンクーラー 400-CLN025
サンワサプライから販売されているノートパソコンクーラー 400-CLN025は、5つの静音ファンを搭載した冷却スタンドです。
25dBの静音設計によって、公共の場でも静かな状態で作業ができます。
17インチまでのノートパソコンを冷却できるため、MacBookも問題なく対応しています。
背面のつまみで風量を無段階に調整でき、底面スタンドで3段階の角度調節が可能です。
放熱性の高いメタルパネルを採用しており、効果的に冷却できる点もメリットです。
2.クーラーマスター(Cooler Master) Notepal X150 Spectrum MNX-SWXB-10NFA-R1
クーラーマスタから販売されているNotepal X150 Spectrum MNX-SWXB-10NFA-R1は、メタルメッシュパネルを採用した冷却スタンドです。
本体中央に16cmの大型冷却ファンを備えており、ファンの最大回転数は1000rpmとなっています。
鮮やかに光るマルチカラーのLEDライトも内蔵しているため、パソコン周辺をライトアップできます。
USB Type-Aポート3基とUSB Type-Cポート1基を搭載しているので、様々な周辺機器を接続することが可能です。
3.Tuayoo ノートパソコン冷却パッド
Tuayooから販売されているノートパソコン冷却パッドは、6つのファンで効率的に冷却できる冷却スタンドです。
直径約7cmのファンを6つ搭載しており、製品を使用しない状態と比較して最大約15℃の冷却効果があります。
ファンの風量は75CFM、回転数は2600rpmとなっており、強力な冷却効果が期待できます。
騒音値は20dBとなっているため、稼働音の小ささも特徴の1つです。
製品の風量は、背面にあるボタンから自由に調整可能です。
Macの熱暴走に関するよくある質問
最後に、Macの熱暴走に関するよくある質問について回答します。
- 熱暴走でMacのデータが消失することはある?
- Mac本体を分解する必要はある?
- MacのCPU温度を下げる方法は?
疑問を解消するためにも、ぜひチェックしてください。
Q.1:熱暴走でMacのデータが消失することはある?
必ずしも熱暴走によってMacのデータが消失することはありませんが、内部パーツのストレージが発熱によって故障すると消える可能性が高いです。
事前にMacでバックアップを取っていれば、大切なデータを復元することができます。
バックアップを取る方法として、外部ストレージを用意するかクラウドストレージを利用する方法があります。
熱暴走以外にもMacのデータが突然消失するリスクはあるため、定期的にバックアップを取っておくようにしましょう。
Q.2:Mac本体を分解する必要はある?
Macが熱暴走を起こしたからといって、本体を分解する必要はありません。
Macの内部構造を理解していない人が分解すると、内部パーツが故障する危険があるのでおすすめはしません。
また、Appleの保証対象外にもなるため、修理サービスを受けられないリスクもあります。
そのためMac内部が故障しているなら、Appleの修理サービスもしくは外部の専門業者に相談するようにしましょう。
Q.3:MacのCPU温度を下げる方法は?
MacのCPU温度を下げるには、高い負荷のかかる作業を中止することをおすすめします。
動画編集や画像編集、ゲームなどのアプリケーションを開くと本体の負荷がかかりやすいため、CPUの処理が追いつかず発熱の原因となります。
どうしても高い負荷のかかる作業をおこないたいなら、1つのアプリケーションに絞って作業することが大切です。
CPUのスペックによって処理速度は異なるため、製品情報をチェックした上で作業を進めるようにしましょう。
まとめ
今回は、Macが熱暴走を起こす原因や対処方法についてわかりやすく解説しました。
Macが熱暴走を起こす原因には、高負荷のかかるアプリケーションやブラウザ、通気口の汚れ、悪質なウイルス、使用環境の温度などがあります。
熱暴走を放置するとMac本体が故障する恐れもあるため、早急な対応が必要です。
まずは当記事で紹介した対処方法を試し、熱暴走をおさえる取り組みをはじめてください。
もし内部パーツの故障によって熱暴走が起きている場合、個人では改善が難しいです。
Mac修理専門店であるアーストは、Mac製品の修理サポートを提供しています。
修理対応だけでなくデータ救出やMac保守などにも対応しているため、お悩みのある方はぜひご相談ください。