写真や動画、書類などのファイルを保存できるクラウドストレージ「One Drive」。
利便性が高いことから、多くのユーザーに利用されています。
ファイルデータをUSBで持ち運ぶ必要もないため、場所を選ばずパソコンやスマートフォンからアクセスできます。
One Driveを利用するときは、準備や使い方などを理解しておくことでスムーズな導入が可能です。
当記事では、One Driveの詳細から利用するメリット、使い方、注意点まで詳しく解説します。
One Driveでできることを理解できるため、ぜひ参考にご覧ください。
【目次】
- ∨One Driveとは
- ∨One Driveと他社ストレージの違い【比較】
- ∨One Driveを利用する3つのメリット
- ∨One Driveの基本的な使い方
- ∨One Driveの価格
- ∨One Driveを使うときの注意点
- ∨まとめ
One Driveとは
One Driveとは、Microsoft社が開発・販売しているクラウドストレージです。
Microsoftアカウントがあれば無料で利用(5GBまで)できるため、ファイルを保存するときに利用できます。
ファイル共有や編集、削除ができるので、複数人で同じ作業をおこなえます。
また、ファイルのバックアップも取れるため、万が一削除してしまったときも復元可能です。
利用するプランによっては大容量のクラウドストレージを利用でき、ExcelやWordといったMicrosoftアプリも使用できます。
クラウド上で大切なファイルを保存したいなら、One Driveの利用がおすすめです。
One Driveと他社ストレージの違い【比較】
クラウドストレージは、One Drive以外にも他社ストレージが豊富に展開されています。
こちらでは、One Driveと他社ストレージの違いを比較表にしてまとめました。
One Driveの優位性を理解するためにも、ぜひチェックしてください。
ストレージ名 | 性能 | 料金 |
One Drive | ・写真、ビデオ、アルバムの共有可能 ・ファイルのアクセス・編集・整理が可能 ・バックアップと保護 ・Windows、macOS、iOS、Androidでアクセス可能 | 5GB:無料 100GB:年間2,440円 1TB:年間14,900円 6TB:年間21,000円 |
Google Drive | ・保存、共有、共同編集が可能 ・マルウェア、スパム、ランサムウェアに対する組み込みの保護機能 ・既存のツールやアプリと連携 ・関連性の高い検索結果を表示 | 15GB:無料 2TB:月額1,360円 |
Amazon Photos | ・最大5人の家族と写真やビデオを共有可能 ・写真やビデオの安全な自動バックアップ ・整理機能 ・画像認識機能 ・iOS、Android、Web、アプリでアクセス可能 | 5GB:無料 100GB:月額250円 1TB:月額1,300円 |
Dropbox | ・ファイルの保存と保護 ・共有コンテンツの管理 ・ファイルの共同作業 ・ビジネスの管理 | 2TB:月額1,500円 3TB:月額2,400円 9TB:月額1,800円(3人以上のユーザー) 15TB:月額2,880円(3人以上のユーザー) |
One Driveを利用する3つのメリット
One Driveを利用することで、以下のような3つのメリットがあります。
- ファイルの復元ができる
- 全てのデバイスからアクセスできる
- 共有できる
それでは順番に説明します。
1.ファイルの復元ができる
One Driveにはバックアップ機能が搭載されているため、ファイルが破損しても復元できます。
パソコンと同期すればデスクトップ、ドキュメント、ピクチャにあるファイルが自動的にOneDriveに同期されます。
OneDriveに保存されているファイルは最大30日前まで閲覧して復元可能です。
大切なファイルをいつでも復元できる点は、OneDriveを利用するメリットの1つです。
2.全てのデバイスからアクセスできる
One Driveは一台だけでなく、全てのデバイスからアクセスできます。
例えば会社で作業していたファイルを自宅で閲覧・編集できるため、場所を問わず利用できます。
オフラインでアクセスすることもできるので、インターネット環境がなくても安心です。
場所を問わずに全てのデバイスからアクセスできる点は、OneDriveならではのメリットといえるでしょう。
3.共有できる
One Driveに保存したファイルは、権限を付与することでほかのメンバーと共有できます。
閲覧や編集、削除ができるようになるため、作業効率を向上可能です。
企業では複数人で1つの作業をすることも多いので、ファイルを共有できる点は非常に便利です。
そのためファイルの共有ができる点は、One Driveを利用するメリットの1つとなります。
One Driveの基本的な使い方
こちらでは、One Driveの基本的な使い方について説明します。
One DriveはMicrosoftアカウントを作成すれば、誰でも無料で利用できます。
One Driveの基本的な使い方は、以下の通りです。
- OneDriveを起動
- ファイルを選択してOneDriveに保存
- ファイル権限を設定
以上です。
One Driveはクラウドストレージアプリなので、基本的に操作することは少ないです。
バックアップ用としても利用できるため、大切なファイルがあるときは保護しておきましょう。
One Driveの価格
One DriveはMicrosoftアカウントがあれば、5GBまで無料で利用できます。
ただし、5GB以上の容量が必要な場合、各プランに課金しなければいけません。
詳しい価格については、以下の表を参考にご覧ください。
プラン | 容量・料金 | |
Microsoft 365 Basic | 100GB:年間2,440円 | ・1人用 ・Windows、macOS、iOS、Android ・Web 版とモバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OneDrive など ・広告なしの Outlook およびモバイルのメールおよび予定表と高度なセキュリティ機能 ・OneDrive のファイルと写真をランサムウェアから保護・Microsoft サポート エキスパートへのアクセス |
Microsoft 365 Personal | 1TB:年間14,900円 | ・1人用 ・Windows、macOS、iOS、Android ・常に最新のデスクトップ版、Web 版、モバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote など ・高度なセキュリティ機能を備えた広告なしの Outlook Web、デスクトップ、モバイル メールと予定表 ・OneDrive による高度なファイルおよび写真の保護 ・Microsoft サポート エキスパートへのアクセス ・Microsoft Defender でデータとデバイスを保護 |
Microsoft 365 Family | 6TB:年間21,000円 | ・最大6人用 ・Windows、macOS、iOS、Android ・常に最新のデスクトップ版、Web 版、モバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote など ・高度なセキュリティを備えた広告なしの Outlook Web、デスクトップ、モバイル メールと予定表 ・OneDrive による高度なファイルおよび写真の保護 ・Microsoft サポート エキスパートへのアクセス ・Microsoft Defender で家族全員のデータとデバイスを保護 |
One Driveを使うときの注意点
One Driveを複数人で利用する場合、取り扱いに注意が必要です。
なりすましや不正アクセスの被害を受けると、社内の情報が外部に漏れる恐れがあります。
また、従業員の故意や過失によってデータが流出することもあるため、社内全体でセキュリティ意識を持つ必要があります。
さらに閲覧や編集などの権限を誰に付与するのかを厳選することで、リスクを軽減可能です。
企業では重要な情報を取り扱うことも多いので、セキュリティ体制を強化する取り組みをおこなっておきましょう。
まとめ
今回は、One Driveの詳細から利用するメリット、使い方、注意点まで詳しく解説しました。
One Driveはクラウドストレージとなっているため、場所を問わず必要なファイルを閲覧・編集できます。
また、優良プランに課金すれば大容量のストレージを利用できるので、多くの画像や動画、資料などを保存可能です。
さらにバックアップ機能によって大切なデータを保護でき、破損しても簡単に復元できます。
ぜひOne Driveを利用して、ファイルを効率良く管理してください。
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