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Adobe CCとは?特徴・利用するメリット・料金プランを徹底解説

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デザイナーやクリエイターに利用されている人気ソフト「Adobe CC」。
プロの現場でも利用されており、初心者でもクオリティの高い成果物を作成できます。

しかし、これまでAdobe CCを利用したことがない方は「どのような特徴があるのかわからない」、「どんなソフトを利用できるのかわからない」といった悩みもあるでしょう。
当記事では、Adobe CCの詳細から特徴、利用するメリット、料金プランまで詳しく解説します。

Adobe CCでどのようなことができるのかを理解できるので、ぜひ参考にご覧ください。

Adobe CCとは

Adobe CCとは

Adobe CC(Adobe Creative Cloud)とは、Adobe社が提供しているサブスクリプションサービスです。
月額制となっており、各プランの料金を支払うことでソフトを利用できます。

20種類以上のクリエイティブソフトが用意されているため、幅広い成果物を作成可能です。
パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット向けのソフトもあり、デバイスを問わず利用できます。

Adobe CCはオフライン環境でも利用できるので、インターネット環境の確保が難しいときでも作業を続けられます。
1ライセンスで2台まで利用できることから、 場所によって使い分けることが可能です。

Adobe CSとの違い

Adobe CCと類似するものとして「Adobe CS」があります。
Adobe CSは、Adobe社が販売していた買い切り版のソフトです。

一度購入すれば永続的に利用できますが、2012年にAdobe CCの提供がはじまったことから販売が終了しました。
Adobe CSのサポートもすでに終了しているため、デバイスによっては動作不良を起こす可能性も高いです。

店舗によってはAdobe CSを販売していますが、安全にソフトを利用したいなら購入はおすすめしません。
現在ではAdobe CCの利用が推奨されているので、買い切り版ではなくサブスクリプションサービスを購入しましょう。

MacOSのバージョン動作条件について

Macの環境でAdobe CCを利用するときは、OSのバージョン動作条件をチェックしておく必要があります。
OSのバージョンが古い場合、Adobe CCが正常に動作しない可能性が高いです。

また、各アプリケーションの必要システム構成を満たしていれば、スムーズな作業ができるようになります。
Adobe CCに対応したMacOSについては、Adobe公式ページのCreative Cloud と Acrobat のアプリケーションが対応するOSバージョンをご覧ください。

Adobe CCの特徴

Adobe CCの特徴

Adobe CCには、以下のような特徴があります。

  • クリエイティブなデザイン作業
  • 安心のサポート体制
  • 初心者でもプロと同じ環境で作業できる

それでは詳しく解説します。

クリエイティブなデザイン作業

Adobe CCには、IllustratorやPhotoshopなどの豊富なクリエイティブソフトがあります。
イラスト制作から画像編集、動画編集、Webデザインなどができるため、求める成果物を作成可能です。

仕事だけでなく趣味としても活用できるので、自分が求めるデザイン作業をはじめられます。
各アプリケーションの使い方についてもチュートリアルが用意されており、初心者でも簡単に扱えるようになります。

幅広いクリエイティブなデザイン作業ができる点は、Adobe CCならではの特徴といえるでしょう。

安心のサポート体制

Adobe CCにはAdobeが提供している「アドビソフトウェアサポートガイドライン」が用意されています。
各アプリケーションに搭載されている機能の使い方やトラブルのお問い合わせができるため、問題が発生したときに解決できます。

アプリケーションのサービスが終了したときには、12ヶ月前までにお知らせを送ってもらえる点も特徴です。
常に最新のアプリケーションをインストールできるので、最新の機能を利用できます。

安全な環境で作業ができる点は、サポート体制が充実しているAdobe CCならではの特徴となっています。

初心者でもプロと同じ環境で作業できる

Adobe CCの各アプリケーションは、プロの現場でも利用されています。
実際にテレビ番組や映画ではPhotoshopやPremiere Proといったソフトが利用されており、映像の編集がおこなわれています。

ほかにもポスター制作やチラシ、雑誌などの制作にはIllustratorが利用されているため、Adobeのソフトは多くのデザイナーやクリエイターから人気です。
また、Adobeは初心者でもソフトを使いやすくするために、操作方法がわかるチュートリアルを豊富に用意しています。

初心者でもプロと同じような成果物を作成できるので、利用のハードルが低くなっています。

Adobe CCを利用する5つのメリット

Adobe CCを利用する5つのメリット

Adobe CCを利用することで、以下のような5つのメリットがあります。

  1. 最新版を利用できる
  2. 最大2台まで利用できる
  3. 必要なソフトのみを利用可能
  4. チュートリアルが用意されている
  5. ほかのソフトと連携できる

それでは順番に説明します。

1.最新版を利用できる

Adobe CCは、常に最新版を利用できます。
各アプリケーションのアップデートは自動的に実行されるため、利用者は手間をかける必要がありません。

アプリケーションの発生していた不具合が改善されるだけでなく、新しい機能も利用可能です。
常に最新版を利用できる点は、Adobe CCの大きなメリットです。

2.最大2台まで利用できる

Adobe CCは、1つのライセンスで2台まで利用できます。
例えば会社で使っているデスクトップと自宅のノートパソコンで使い分けられるため、同じデバイスを利用する必要はありません。

ただし、個人版のライセンスの場合、1度に使用できるデバイスは1台までとなっています。
2台のうちどちらかのデバイスをログアウトすれば、問題なく利用できます。

複数のデバイスで同時に利用できる点は、作業効率を向上させられるメリットの1つです。

3.必要なソフトのみを利用可能

Adobe CCには単体プランがあるため、必要なソフトのみを利用できます。
例えば画像編集をしたいならPhotoshopのみを利用できるので、目的に合わせて使い分けられます。

「Adobe Creative Cloud コンプリートプラン」を購入すれば、全てのアプリケーションを利用可能です。
単体プランならコンプリートに比べて安い費用で利用できるため、費用をおさえたい方におすすめです。

必要なソフトのみを利用できる点は、Adobe CCのメリットの1つです。

4.チュートリアルが用意されている

Adobe CCは、各アプリケーションの使い方を学べるチュートリアルが用意されています。
例えばIllustratorのチュートリアルでは、基本図形やイラストの作成方法やテキストデザインなどを学べます。

アプリケーション内でもチュートリアルが用意されており、実際に操作しながら学習できます。
初心者でもチュートリアルから使い方を学べる点は、Adobe CCのメリットです。

5.ほかのソフトと連携できる

Adobe CCは、複数のソフトと連携して利用できます。
それぞれのソフトを連携することで、効率良く作業ができるようになります。

例えばPhotoshopで画像編集をおこない、Illustratorでロゴ作成が可能です。
ほかのソフトと連携できる点は、作業効率を向上できるメリットです。

Adobe CCの代表的なソフト

Adobe CCの代表的なソフト

こちらでは、Adobe CCの代表的なソフトを紹介します。
各ソフトの詳細や特徴を説明するので、ぜひ目的に合わせた使い方をおこないましょう。

Illustrator

Illustratorは、イラスト作成ができるグラフィックデザインソフトです。
チラシやメニュー、ロゴなどを作成できるため、幅広い成果物を作成できます。

Illustratorは「ベクター画像」を採用しており、拡大縮小しても画像が劣化しません。
また、パソコンにペンタブを接続すれば、実際に書いているように直感的な操作が可能です。

イラスト作成をするときは、Illustratorの利用がおすすめです。

Photoshop

Photoshopは、画像編集ができるソフトです。
写真を加工できるため、色の調整や背景の変更などができます。

Photoshopは「ラスター画像」を採用しており、拡大縮小すると画像が劣化します。
ただし、ピクセルを細かく変更できるので、精度の高い画像編集が可能です。

画像編集をするときは、Photoshopの利用がおすすめです。

Premiere Pro

Premiere Proは、動画編集ができるソフトです。
テレビ番組や映画の制作にもPremiere Proが利用されており、プロのクリエイターも使っています。

動画編集したコンテンツはYoutubeやXなどのSNSに共有できるため、SNS運営にも便利です。
また、豊富なエフェクト機能が用意されているので、クオリティの高い動画に仕上げられます。

動画編集をするときは、Premiere Proの利用がおすすめです。

Dreamweaver

Dreamweaverは、Webデザイン・アプリデザインができるソフトです。
HTMLやCSSなどの入力を補助する機能があるため、Webデザイン初心者でも手軽に利用できます。

PhotoshopやIllustratorと連携できるので、効率良くWebデザインを進められます。
テンプレートも豊富に用意されており、利用者の目的に合わせてカスタマイズしやすいです。

Webデザインやアプリデザインをするときは、Dreamweaverの利用がおすすめです。

Acrobat DC

Acrobat DCは、PDFの作成・編集・共有ができるソフトです。
既存のPDFをWordやExcel、JPEGなどのファイル形式に変更でき、画像のテキストや画像も編集可能です。

Adobe StockやAdobe Fontsのサービスを利用することで、高品質な画像やフォントを利用できます。
PDFの作成・編集・共有をするときは、Acrobat DCの利用がおすすめです。

Adobe CCの利用方法

Adobe CCの利用方法

Adobe CCを利用するには、Adobe公式サイトからアプリケーションをインストールする必要があります。
Adobe CCをインストール後、利用したいソフトを選択して支払いへと進みます。

ソフトをダウンロードすれば、オフライン上でも利用可能です。
クラウドへのアップロードやライセンスの承認にはネットワーク環境が必要になるため、作業環境に十分注意しておきましょう。

買い切り版との違い

Adobe CCはサブスクリプションサービスとなっているため、月額もしくは年間で料金を支払う必要があります。
買い切り版は一度購入すれば料金は必要ないので、継続的な利用に向いています。

しかし、現在Adobeは買い切り版の販売をしておらず、サポートもすでに終了しています。
また、最新のアップデートにも対応していないため、何らかの不具合が発生する可能性も高いです。

そのため最新の作業環境を利用したいなら、Adobe CCはサブスクリプションサービスからソフトを購入しましょう。

法人版と個人版の違い

Adobe CCは、利用者に合わせて法人版と個人版を用意しています。
法人版は個人版に比べてクラウドストレージやサービス面が充実していますが、通常よりも料金が高いです。

法人版のクラウドストレージは1TBまで利用でき、アドビのスペシャリストによるアドバイスやトレーニングを受けられる「エキスパートサービス」が利用できます。
個人版のクラウドストレージは100GBまでしか利用できませんが、法人版と同じくソフトの機能を全て利用可能です。

企業として複数人で利用するなら法人版、個人として利用するなら個人版を利用しましょう。

教職員・学生は安く購入可能

Adobe CCは、教職員や学生がソフトを安く購入できるようになっています。
「学生・教職員版Creative Cloudコンプリートプラン」の場合、月額2,180円で利用できます。

通常よりも大幅に安い金額となっており、全てのアプリケーションを利用可能です。
利用には学校に所属していることを証明しなければいけないため、認証を済ませてから購入する必要があります。

オンラインスクールを利用している人もAdobeソフトを安く購入できるので、大人になってから学習を続けている方は料金を比較してみましょう。

Adobe CCのプラン・購入方法

Adobe CCのプラン・購入方法

最後に、Adobe CCのプランについて紹介します。
前述でも説明した通り、Adobe CCはサブスクリプションサービスなので月額・年間単位で料金を支払う必要があります。

利用するソフトによっても料金は変動するため、購入時にチェックしておくことが大切です。
基本的なAdobe CCのプランについては、以下の表を参考にご覧ください。

プラン名料金
Creative Cloudコンプリートプラン7,780 円/月 (税込)
単体プラン(Photoshop、Illustratorなど)3,280 円/月 (税込)
フォトプラン(1TB)2,380 円/月 (税込)
Adobe Substance 3D Collection6,680 円/月(税込)

まとめ

今回は、Adobe CCの詳細から特徴、利用するメリット、料金プランまで詳しく解説しました。
Adobe CCはAdobe社が提供しているサブスクリプションサービスであり、月額制で幅広いソフトを利用できます。
20種類以上のクリエイティブソフトが用意されているので、幅広い成果物を作成できます。

以上、今回はAdobeCCについて解説いたしましたがいかがだったでしょうか。MacAidにはAdobeソフトウェアに精通した専門スタッフが在籍しています。
Adobeのトラブルでお困りの際は、MacAidにお気軽にご相談ください。

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