Macサポート記事

台風による水害からのデータ救出

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台風19号

まず先日の台風19号にて被害を受けた皆様、心よりお見舞い申し上げます。
今回の台風は各地に大きな被害をもたらし、現在も行方不明の方がいらっしゃったり
停電が続く地域があったりと大変な状況が続いております。
謹んで被害に遭われた方々へお見舞い申し上げますとともに一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

ご依頼内容


ニュースでも取り上げられましたが、弊社がある二子玉川駅周辺も多摩川の氾濫により床下(上)浸水などの影響をを受けました。運良く弊社社屋については入り口付近に水が入り込んできただけで、大切なお客様からの預かりもの(PC等)については無事でした。
もちろん事前に二階に移動するなど万全な対策は練っておりましたが、それでも前回の台風15号の時のような激しい風雨を想像したら夜も心配で仕方なかったです。

そして今回お預かりしたMacですが、地下に設置していたというMacProが水浸しになってしまったという事でお持ち込みいただきました。

検証開始

写真を見ていただくと分かる通り、川から氾濫してきた水は決して綺麗なものではありません。水に浸かっている時は気づかなくても、それが引いて乾いた後に砂や泥などが混じった状態であった事に気づくんですね。今回被害を受けたMacProは構造上(熱処理の関係等で)筐体の前後が網目のようになっています。ここから容赦なく泥水が入り込んだのでしょう。
ただでさえパソコンにとって水は大敵。それがここまでになってしまうと車で言えば全損とも言える厳しい状況です。

ただそれでもお客様がこの状態を分かった上で弊社にサポートをご依頼いただいのは、そう他でもないデータの救出です。中には大量の仕事のデータが入っていたという事で兎にも角にもデータを最優先で助けてほしいというご依頼でした。

弊社作業

まずは本体から内蔵のハードディスクを取り出しました。今回は計三個のHDDが搭載されていました。

ここからHDDを取り出したところ、その全てに基盤やケーブルが水浸しだった跡があり泥や埃の塊が付着していました。一体どれだけの時間水の中にあったのだろうか、いやそれよりも一旦どれだけの水が押し寄せてきたんだ・・・と想像するととても怖くなりましたし、正直データが助けられるのだろうかと不安にもなりました。

しかしこちらで時間をかけて丁寧に全てのパーツを洗浄、(ものによっては)組み立てなどを行った結果無事にデータを救い出す事ができました。

あとがき

今回は本体の状態から考えるとデータ救出も難しいのではないかと思えるような状態でしたが無事に救出することができて本当に良かったです。東京ではこのような大きな水害に襲われることがあまりないために普段から対策を練っているという方は少ないのではないかと思います。もし同じような被害にあってしまった方がいらっしゃいましたら弊社までご相談ください。
電源を入れる場合も本体内部に水分が残った状態で入れるとショートするなどして壊れてしまう事もありますので、こちらも注意が必要です。

ちなみに弊社では台風の影響でご自宅のネットワークが繋がらなくなってしまったなど、パソコンの故障以外の問題についてもサポートしておりますので、お困りの方はお気軽にご相談くださいませ。

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